食べたもので 人は出来ていると言われますが、消化が上手くいっていれば・・・です。
消化されていなければ、どんなに良い栄養があるものでも 吸収されない事になってしまいます。
食べ物が入ると 口の中では、唾液により 糖質が消化されます。
よく噛んでいるとご飯が甘く感じられたなら 唾液での消化はされています。
もし噛んでいても甘く感じられない人は、糖質の消化が苦手な体質かもしれませんね。
たんぱく質の 消化担当は 胃と膵臓です。
胃液の中には、たんぱく質だけに作用する消化酵素(ペプシン)が含まれています。
たんぱく質は折りたたまれたネックレスのようになっていて 胃酸の中で形がくずれて ペプシンがハサミのようにバラバラに 切ってくれます。
食べ物が 胃から十二指腸に運ばれると 膵臓から膵液が出てきます。
膵液も 強力なたんぱく質分解する(トリプチン)と 糖質を分解する酵素(アミラーゼ) 脂肪を分解する酵素(リパーゼ)を出します。
膵液はオールマイティで 強い消化力を持っていますが、酵素が出すぎてしまう膵炎では 自分の身体も消化してしまう程です。
消化酵素は このようにとても大事な働きをしていますが 自分でコントロールするのは難しいですね。
食べものに含まれる食物酵素は、その働きをサポートしてくれます。
生野菜 果物などの新鮮な食品、納豆や味噌などの発酵食品には 酵素が含まれ、胃液や膵液の無駄使いを防いでくれます。
糖質を分解する酵素が多いのが 大根 人参 ブロッコリー バナナ。
脂質を分解する酵素が多いのが グレープフルーツなど 柑橘類です。
タンパク質の分解酵素が多いのが 大根 リンゴ キウイフルーツ パイナップルです。
焼き魚に大根おろし はよく考えられている組み合わせですよ。
消化に良い これらのものを 日頃から意識して取るといいですね。