のどが腫れていると感じたことは 誰でも経験したことはあると思います。
扁桃は口の一番奥にあって 口腔から入ってくる物たちから 身体を守る門番として
あります。扁桃は免疫に関係した細胞がたくさん集まっています。
1歳くらいまでは 細菌やウイルスなどから体を守る役目がありますが それ以降は
全身の免疫力がついて 扁桃の役割は少なくなってきます。
急に風邪で腫れた場合以外に 慢性の扁桃炎があり これが難治性の意外な病気を
引きおこすことが知られています。(リウマチ 腎炎 心臓病 難治性皮膚疾患など)
扁桃の慢性の感染が、血液に乗って拡散し のど自体には症状がなくても 心臓
腎蔵 関節 皮膚にいろいろな症状を起こすのです。
抗体を作りアレルギーが(自己免疫)起こる為 治りにくい病気です。
慢性の扁桃腺炎を起こさない為に出来る事は・・
外出後のうがい 手洗いは もちろん大切です。のどの乾燥は 炎症をおこしやすくします。 口呼吸になっていないか いつも意識しましょう。
Bスポット療法と言われる療法は のどの奥に塩化亜鉛液を塗る事で 慢性の扁桃感染を 改善する効果があり 一部の耳鼻科の先生で行われています。
副作用はほとんどありませんが 一時的にしみる場合もあります。
一部のじん臓 皮膚などの難治性の病気に対して 扁桃に慢性感染がある場合 扁桃を手術で取ってしまう事で良くなるケースもあります。
(数種の病気には 80%の効果があるといわれています)
このように慢性に扁桃が腫れている方は、色々な病気の原因となります。
ご自分の口の奥を 時どきのぞいてみてくださいね。