小さい頃 よく噛んで食べなさい と いつも言われていました。
当時は 聞き飽きたな~ と軽く流してゆっくり噛むことをしておらず
今頃 反省しています。
よく噛むと 唾液と食べ物が混ざり 胃や腸は頑張らなくてもスムーズに
消化する事が出来ます。
一方 飲み込むように食べてしまうと、胃は たくさんの胃液を出して
消化しなくてはなりません。
最近とても多い 逆流性食道炎ですが 胃酸が食道に逆流して起こります。
胸やけ げっぷ 胃もたれ など不快な症状を起こしてしまいます。
よく噛むことで 胃は頑張らなくてもよくなり 胃酸の出すぎによる 食道への逆流を予防できます。
食べ物が 唾液と混ざる事は 消化するために大事な第一段階。
消化とは、食べ物を分解して 栄養の吸収する作用ですが それ以外に
外部から入ってきた食べ物(異物)をアレルギーを起こさないレベルまで 小さく
分解していく作用も含んでいます。
唾液の成分の一つ(ペルオキシターゼ)は 活性酸素を分解して
食べ物に含まれる発がん物質を抑える作用もあります。
噛むことは 脳を刺激して物忘れの予防に効果的 子供は頭がよくなります。
噛んで唾液がよく出ると 虫歯になりかけのエナメル質を修復する作用もあります。
一口入れたら、飲み込むまでは箸を一旦置くと これだけで噛む回数を増やし
食べる量も減らすことが出来ます。 ダイエットにも良いですよ。
カレーなどを食べる時は 小さめのスプーンを利用したりするのもいいでしょう。
料理の時 食材を大きめに切ったり 野菜なら 少し短めに茹でると
適度な硬さで ビタミンも残りやすく嚙むことにつながります。
ゆっくり噛んで味わって 美味しい食事タイムを楽しんでくださいね。