前回お話しましたが、更年期には 女性ホルモンの急激な低下に対して
男性ホルモンが 役割を増してくる事を お伝えしました。
男性ホルモンは 男性専用 ホルモンではないのです。
もともと コレステロールから 男性ホルモンができ、男性ホルモンが女性ホルモンに変わりますが 男性ホルモンは 閉経後もそれほど低下してきません。
一方 卵巣は閉経を迎えて エストロゲンが出ないのに 脳は出すように指令をかけ続けるので、脳の混乱状態が 起こります。
何倍もの脳からの指令により 汗が止まらなくなったり 頭痛 めまい などの自律神経の症状が出てきます。
やがて脳がエストロゲンがでない事に慣れてくると、症状は治まり体調は安定してきます。
その中で 男性ホルモンは 安定して分泌されていて 体力ややる気を引き出し
社会的な活動を支えて 筋力を維持して長期にわたって自立した生活を送る為に
働いてくれます。
更年期を軽やかに過ごす為には、どのような事に心がけたらようでしょうか。
食べ物
お肉に含まれるカルニチンには、テストステロンの分泌を促す効果があります。
特に 羊の肉には カルニチンがたくさん含まれています。
貝類 に含まれる ”亜鉛” がホルモン分泌に有効です。
大豆製品 ナッツ類 には 植物性エストロゲンがふくまれています。
体内でエストロゲン様物質が出来て 更年期症状を和らげると言われています。
運動
大きな筋肉を動かす運動が有効です。 太ももの筋肉を動かす運動
早歩きや 階段の上り下り スクワット などです。
筋肉自体が 男性ホルモンを作る事も知られています。
スポーツもおすすめです。
対戦相手を意識したりすることで 勝利して気持ちが盛り上がったりすると
男性ホルモンがより高まりますよ。