漢方医学では、気という言葉が よく出てきます。
気とは なんでしょうか。
漢方医学では 気とは 体内のすべての機能を支えるエネルギーを指しています。
生きている人間は 動いて、息をして、脈があって、体が温かいですね、
反対に死んでいる人間は 動かず、息をせず、冷たい、この生きている時の特徴こそが、気 そのものです。
“病気は気から” ”気を遣う” ”気のせい” など日常生活で 気 という言葉を知らず知らず使っていますね。 気は 身体を流れていて 不足したり 滞ったりしているようなのです。
気が不足している時 ”気虚”と言います。消耗して 元気がなくなっている状態です。
気の流れが停滞した時 ”気滞”と言います。感情の乱れ イライラ 腸ガスのたまりなどを起こします。
気の流れが 逆行してしまう時 ”気逆”と言います。下降しなければいけなった気が逆流してしまう状態で 頭痛 めまい のぼせ 嘔気などがあげられます。
漢方では 足らないものを足して 停滞しているものを流し 多すぎるものを取り除くといった考え方で 治療します。
診察している時 話し方 全体の雰囲気 冷えがあるか 便通 などを確認しながら
沢山ある漢方の中から一番その方にあう漢方を 探っています。
西洋医学にはない 身体の診かたは奥が深くまだまだ多くの可能性を持っていると
感じています。